『イースター』
2013-03-31 Sun 13:45


「甚平、これやろうか」
ジョーはカウンターの奥で静かに皿拭きをしていた甚平に声をかけた。さきほどジュンに
小言を言われてしょげていたのを見逃さなかったのだ。
「…何?…なんだ、ただの卵じゃんか。」
そう言った甚平はあれと目を丸くした。カラフルな絵が描かれている。
「何だあ、こりゃあ。絵が描いてある。ひでえや、これじゃあ食べられないよ。」
「向こうの角にある教会の前を通ったら子供がくれたんだ。今日はイースターだからな。」
「…いー…すたあ?」
「イースターの日には教会の子供達が卵に絵を描いてみんなに渡すんだよ。」
「へえ、そのいーなんとかという日って、みんなで卵を食べるのかい?」
「卵を食べる日、じゃねえよ。キリスト復活を祝う日だ。」
「キリストって死んじゃったの?」
「ああ。でも三日目に復活した、って話さ。卵はその復活の象徴なのさ。」
甚平は話を聴きながらも卵に描かれている絵を眺めた。
「何でジョーの兄貴はそんな事知ってんのさ。」
「俺が小さい頃、良く両親に教会に連れて行かれたからな。」
「ふーん。オイラだったらきっとじっとしてないだろうなあ。」
「俺は良く抜け出したな。」
「へえ!」
甚平は笑った。
「でもさ、オイラちっとも知らなかったよ…そのイースターってやつ」
「日本じゃクリスマスが盛大だが、他の国ではクリスマス以上に重要な日なんだぜ」
「そうなのかー。でもいいなあ、オイラも何か書きたくなったなあ。でも、うちには
卵はないし…」

しばらくしてジュンが戻って来た。手に大きな紙袋を抱えている。
「よいしょっと…。甚平を連れて行けば良かったわ。…そういえば、甚平、何してる
かしら。私も言いすぎたわ…。きっと落ち込んでるわね。」
彼女は荷物をカウンター奥のシンク横に置くと、甚平を呼んだ。
「甚平!甚平!いるの?」
「何だい?お姉ちゃん」
ジュンは駆け下りて来た甚平を見てほっとした表情をした。
「ああ、良かった。甚平、さっきは悪かったわ。一緒に買い物行けば良かったわね。
寂しかったでしょ?」
「ううん、ジョーが来てたから平気だよ。」
「あら、そうなの。」
ジュンはそう言ってカウンターの隅に目を留めた。そこには小さなかごに絵の描かれた
卵が2、3個並んでいたからだ。
「卵じゃないの。どうしたの。これ。」
「ジョーがくれたんだよ。イースターだって。」
「ああ、今日はそうだったわね。」
「ねえ、お姉ちゃん。これ、食べるのもったいないね。どうしたらいいかなあ。」
「いい考えがあるわ。」
ジュンはそう言って卵を慎重に半分に切り、中の白身と黄身を出した。ゆで卵なので
そのまま取り出せた。
そしてその殻だけになったものに綿を詰めて元通り糊で張り合わせた。
「これで大丈夫よ。」
「なるほど~、お姉ちゃん、頭いい~」
「後の2つも同じようにやっておいて。中は食べましょ。」

 明日から4月。2人は卵を食べながら春の息吹を感じていた。
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開幕戦2日目
2013-03-30 Sat 21:37
行ってまいりました。
埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズの開幕戦第2戦です。



試合前のライオンズ選手練習風景。

それにしても、今日はもう気温が低くてみな冬みたいな格好で観戦です。
私もライオンズのフリースを着て、腰にカイロを張りつけて応援。ここは解放型ドームで空気が筒抜け
なのでいい感じに寒いです(爆)夏は快適ですが。



ヒットが出るたびにフラッグを振って応援。様々な絵柄のフラッグが場内にたくさん振られてます。

今日の先発は菊池雄星くん。でも最初は不安だったんですよ~、彼ってあまり調子よくなかったからね。
でも今日は危なっかしいところはあっても、ちゃんと締めてくれてずっとゼロで押さえてくれました。

野手の中では浅村選手が頑張ってくれました。一人で猛打点です。



これが西武ドーム名物のジェットバルーン。7回裏のラッキーセブンと、勝利したときにあちらこちら
で飛ばされます。7回表の相手チームの攻撃後半になるともうみな膨らまし始め、時々割れる音が(笑)


さて、試合は4対0で、さあこれで押さえれば勝利ーという時に、何と日ハムの反撃が!
味方がフライを取れないのもあって、2点いれられ、さらにピンチが。
もう周りも「頼むー!」とか「ちゃんと取れよー!」とか言う声。私も祈る気持ちで見守りました。
そして最後のバッターが打ち取られ、なんとか2点で押さえて辛くも勝利です。
やあ、もうヒヤヒヤしました。。

お立ち台は浅村選手と雄星くん。また頑張ろう。


実は今日、同じ職場のライオンズファンである先生も行く、というので会えたらいいですね、なんて
話してたのですが、やっぱり会えませんでした。。こうたくさん人がいるとね。

そして一緒に行った母と食事をして帰りました。

次回は4月27日の対楽天戦に行きます。(チケット当たっちゃったので。。)
今度はハラハラしない試合をお願いします(爆)
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#47『悪魔のエアー・ライン』
2013-03-30 Sat 08:56


この話から、以前本格的にレビューをしたので今度は本当に簡単に(しかもジョー中心)書く予定です。詳しい話の内容は「科学忍者隊ガッチャマン」のカテゴリーをご覧ください。



ウルトラコンピュータのデータを持ったアンダーソン長官の乗った飛行機を護衛する忍者隊。
今回のジョーは、そんな仕事を理解してあっさり納得しています。
以前はブーブー文句言ってたのにね。成長しましたね。お姉さんは嬉しいです(←?)

そのかわり、甚平はえーって不満そうに言ってお姉ちゃんに叱られてます。



しかしキャビン・アテンダント(この時代は「スチュワーデス」ですね。今は違うもんねえ。)に
扮したベルク・カッツェにまんまと乗っ取られ、アンダーソン長官のアタッシュケースが狙われる
はめに。

やっぱりこの回の見所、というか好きな場面はみんなでアタッシュケースを取り返すところですね。
まず健が囮になって、ジョー、ジュン、甚平の3人がそれぞれのGメカで敵を倒しつつ最終的にケース
を奪う。その流れが凄く華麗な感じがして見てて面白いです。

最後の方で”まったく、ヒヤヒヤしたぜ。なあ、甚平”と言って甚平に言うジョー。たまたま隣にいた
からか、突然そんな事を言う彼って面白すぎです(笑)



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お別れして来ました。
2013-03-29 Fri 23:31
今日は最後なので先ほどまで中華屋さんでお別れ会をしてきました。みな名残惜しいのかもう気がついたら3時間ばかりいました。
私は出て行く側なのですが、何人かの先生に”寂しいよ~”なんて言われちゃって、しかも今日の別れ際に泣かれちゃったのでもう私も泣きそうになってあっちの方向を向いていました。
人に泣かれるって辛いですね。
で、今日はお別れ会なので、荷物をか軽くするつもりだったのに、色んな先生からプレゼントをもらってしまい、結局大荷物になってしまいました。

それにしても、今まで何度も異動を経験していますが、こんな寂しく思ったのは初めてです。やっぱり今の職場が楽しかったのかなあ。。。

そんなわけでこれから寝ます。
47話のレビューは明日の朝に書きます。楽しみにしていた方はごめんなさいです。。。
でも明日はその後野球観戦に行きます(←元気なヤツ。。)

明日はレビューと野球観戦のお話の2本立てになる予定です。
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『兄貴』
2013-03-28 Thu 18:18
深い洞窟の中を、コンドルのジョーと燕の甚平の2人が用心深く進んでいた。
ギャラクターの基地であるとの情報を得た科学忍者隊は、2手に別れ、中を
探っていたのだ。

ジョーの後ろを歩いていた甚平は、上から滴り落ちる冷たい水に驚いて思わ
ず声を上げた。
「ひゃあっっっ!!」
「うわっ」
ジョーは、ふいに甚平に後ろからしがみつかれたので同じように驚いて立ち
止まってしまった。
「甚平!変な声出すんじゃねえよ!」
「ごめーん。だってさー、オイラの背中に水が。」
「バカっ。気づかれたらどうするんだ…行くぞ。」
「変だな。。鳥の羽根って水弾くんじゃなかったっけ?」
「おい、甚平。」
甚平は慌ててジョーの後をついて行った。
しばらくして、甚平がこう言いだした。
「なあ、ジョーの兄貴。聞いてくれよ。」
「え?」
「アニキのヤツ、本当に腹立つんだぜ。」
「何だ、喧嘩でもしたのか。」
「うん……そりゃあさ、オイラはまだ子供かもしんないよ?でもさ、話を
聞いてくれたっていいじゃねえか。」
「お前、また困らせる事でもしたのか?健だってむやみやたらに怒ったりし
ねえと思うがな。」
「そうなかあ。」
「甚平、何があったが知らねえが、健はお前の事を思って叱ってんだろ。
俺はあいつと長い付き合いだから分かるぜ。あいつは無駄だと思う事はしね
えからな。」
2人の会話はそこで途絶えた。
ギャラクターの隊員達が目の前を横切ったのを見たからだ。
「あ!」
「行くぞ、甚平。」
「分かった!」
2人は次の瞬間には、打ち合わせしたかのように飛び出して次々とギャラク
ターに立ち向かった。ジョーが羽根手裏剣で的確に相手の喉元を狙い、甚平
はクラッカーで敵の動きを封じて行った。
彼らにとってはギャラクターの雑魚など相手にとってあまりあるものであり、
甚平はこんな事を言い退けた。
「へへんっ、甚平様にかかればざっとこんなもんよ。もっと手強いヤツ出て
きやがれってんだい。」
「甚平、早く来いっ」
「へいへい。」

再び進んだものの、飽きたのか、甚平がまたこんな愚痴を言いだした。
「オイラ、本当にアニキたちが本当のアニキたちだったらなあって思ってる
んだ。……オイラには親もそうだけど、兄弟だっているかどうか分かんねえ
もん。お姉ちゃんもいいけどさ、やっぱ男同士って憧れるよね。」
「その点、健はいいじゃねえか。頭は切れるし、頼りがいのある男だからな。」
しかし甚平はぷいっと頬を膨らませて言った。
「オイラ、アニキと喧嘩中だ。褒めたりしないからな。」
ジョーはやれやれと頭を振った。
「なあ、これからもオイラの相談に乗ってくれよ。アニキじゃどうしようも
ない時とかさ。」
「怒られた時とかな。」
「もうっ」
ジョーは笑った。
「とにかくさ、アニキじゃどうも真面目でいけねえや。」
「…俺は真面目じゃねえって言うのか?」
「だって、どう考えったってジョーの兄貴の考えって子供みてえじゃねえ
か。」
「言ったな、こいつ!」
ジョーは甚平のヘルメットをつかんでぐりぐり動かした。
「うわああっ」
「甚平、落ち合う地点はもうすぐだ。健と仲直りするんだな。」
「…分かったよ。嫌でもそうするしかないよね。」
「ったく、世話が焼けるぜ。俺は何もしないからな。自分で何とかしろよ。」
「うん。ジョーに話してすっきりしたよ。」
ジョーは鼻で笑って先を進んだ。甚平は小走りに後に続いた。

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#45『夜霧のアシカ忍者隊』
2013-03-27 Wed 17:28
今回のお話は、ずーと霧がかかってもやっとした中お送りいたしまーす(笑)

アシカちゃんたちがたくさんいるその名も「アシカ島」(見た目もアシカだね!)で、ISOの作業員
たちが働いています。
でも目ざといギャラクターが嗅ぎ付け、”カエナイン”という物質を奪う事を計画。

そこで招集がかかる忍者隊。ISOの船団を護衛する事に。
鉄の霧でギャラクターの攻撃をかわすゴッドフェニックス。
ジョーが例のごとく(?)格言を。
「さすがは南部博士、”防衛は最大の攻撃”というわけか」
やっぱりこういう事を言うのはNo.2の役目?(主役とかが言っても普通だもんね)
それにしても、2号機くんは集音機をさせられたり霧吹きをさせられたり大変ですね。

そんな中、海底の洞窟で待つ作業員の救助に甚平が一役買う事に。



もう甚平が可愛くて。。。
アシカの群れと戯れてます。

ごめんね、ジョー。

そして健に相談した甚平は、アシカを上手く使って作業員たちを逃がす事に成功。



どんなもんだい、と言う甚平に、
”何言ってんだい。アシカのおかげじゃねえか”とジョー。

ギャラクターに武器を捨てて出てこいと言われ、死を覚悟する忍者隊。隙を見てギャラクターを倒し
ます。そしてメカを粉砕し、アシカたちも帰って行きました。

でも。。。一匹連れて来ちゃったんですよね。いいんですかね?
けっこう無茶します、忍者隊(爆)

結論:動物に弱い忍者隊。ギャラクターのみなさん、メモするところですよー(笑)


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#44『ギャラクターの挑戦状』
2013-03-26 Tue 18:25
ものすごい衝撃波を発するメカが飛び回り、町は大混乱です。が、忍者隊みんなはのんびり公園で
くつろぎ中。
ギャラクターが大暴れしているのに招集もかからず、ラジオでそれを聴いた彼らは南部博士の元へ。

君たちは無理だ、と言う博士に健は激怒。命令を無視して出動する彼らは、案の定返り討ちに遭って
しまう。
竜の口まねをするジョーが可愛かったんだけどね。
衝撃波にやられちゃった。

待機を食らった忍者隊。レッド・インパルスの隊長が訓練をすると申し出て、彼らは受ける事に。



夕陽が似合う男ー。

訓練、と言っても健以外はみなランニングをさせられて、竜は文句たらたら。
隊長さんは健ちゃんを連れて特別訓練です。
やっぱりパパさんは息子以外は興味ないらしい。きっといつも一緒にいる悪ガキども、と思っている
に違いないです(違)

健は、甚平たちの投げた石による水面の波紋を見て、衝撃波を突破する方法を思いつきます。
衝撃波に対し、45度の角度でゴッドフェニックスごと突っ込み、時限爆弾付きのブーメランを突き
刺して脱出。
見事、メカを爆破する事に成功しました。

ナレ様が最後に健パパの正体を明かしていましたが、テレビを見ている良い子(私たちを含む)は
皆、知ってるよ~。


だけどだんだんカッツェを怒る総裁X、という図が増えて来ましたね。不甲斐ない部下を持つと大変
ですね。

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#43『悪に消えたロマンス』
2013-03-25 Mon 18:27
対立の絶えなかった2つの国の男女若者2人の愛によってようやく両国が平和協定を結んだのに、
ギャラクターがまた両国を対立させ財宝を奪おうと計画。

2人の新婚旅行の護衛をする事になった忍者隊。
そんな格好じゃ目立つだろーというツッコミはやっぱりなし?



2人に近づく男を怪しいと睨んだジョーは、一人彼を追っかける。
どんなボロ車(@ジョー)でも乗りこなす彼であったが、結局まかれて車は木っ端微塵。



あまりにも素敵な後ろ姿だったので。。。。綺麗な脚だわね。

ところで2人の乗った飛行機は爆破され、彼らは連れ去られてしまう。
ジョーと他の4人は落ち合い、怪しい建物へと向かいます。そこででっかい鳩さんメカに襲われる
忍者隊。ジュンのコンパクトの反射光でメカが爆発したので彼らは中へ侵入します。
コンパクトなんてさすが女の子ですね。(どこにあったの?)



ギャラクター隊員を相手に戦う忍者隊。
この怖い人を何とかしてくれ、とギャラクターは思っているに違いない(爆)

連れ去られた2人はサイボーグにされ、健の前で自爆してしまいました。結局彼らを救う事が出来ず。
ギャラクターは自分たちの野望のためなら何でもしますね。酷いもんです。

それにしてもロミナ役の神谷さん、凄い若い声なので、そのつもりで聴かないとちょっと分からない
くらい。きっと「シティーハンター」の声がしっかり頭にあるせいかなあ(笑)

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刹那
2013-03-24 Sun 13:24



                それは瞬時の出来事だった。
                相手の姿を目に止めた時には
                もう彼の目の前には無数の敵
                が倒れている。
                相手の動きを瞬時に読み、そ
                れと同時に敵の急所を確実に
                狙い息の根を止める。

                素早い動きで動きを封じる
                一筋の青い影。

                それがコンドルのジョーだ。
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「いい天気だね」
2013-03-23 Sat 11:03



        「ああ。。。いいお天気ねえ」
        「うん。。ねえ、お姉ちゃん。今度みんなでどっかに行こうよ。」
        「いいわねえ。どこに行きたい?甚平。」
        「そうだなあ。。。遊園地ばっかじゃ飽きちゃうし。。。うーん。。。
         どこがいいかなあ。。。。。。。うん。。。。。。」
        「。。甚平?」
        「。。。ぐー、ぐー。。。」
        「まあ、甚平ったら。」
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