部屋の整理をしていたところ、懐かしいPCソフトが。
色々あった中で特に思い出深いのが以下の2つです。
「Pinna」と「Aquazone」、あなたのパソコンが鳥かご、水槽に早変わり!というフレーズがありました。
まずは「ピナ/Pinna」です。小鳥を育てるヴァーチャルソフトです。
ハンドルされている鳥は、「ルリコシボタンインコ」「ベニスズメ」の2種類。後ほど、「アカカナリア」が追加販売されました。
まずこのピナは、パソコンの時間と連動していて、朝立ち上げると朝になっていて、夕方とか夜開けるとその時間通りになって少し暗くなります。そして夜にはもう寝てしまうので、あまり開けませんでした。
飼い主が最初にやることはゲージのレイアウトです。餌や水を入れておく入れ物を設置して、巣も取り付け。止まり木も必要です。
餌も色々あって、何がお好みかな〜と様子をみるのも楽しいひと時でした。中でも小松菜やイカの切ったものはカルシウムを摂るのに必要な餌でした(イカはなかなか食べてくれないのですが)
この2種類の鳥のゲージをいくつか作ってそれぞれ飼うのも楽しいです。まあその分メモリが必要になってきますが。
そしてポイントは”つがい”で飼うこと。そうすればやがて雛が生まれます。ベニスズメはもともと野生の鳥なので繁殖が難しいとのことでしたが、割と雛が生まれた気がします。
そして後で発売された「アカカナリア」、この子たちの餌には、赤い色素が特に出しやすい餌がありました。そして時々PCからカナリアらしい鳴き声が聞こえて本物がいるみたいでした。
ピナをやるにあたって一つだけ注意点がありました。それは、PCがフリーズして再起動させた後です。
このソフトはリアルな時間で動いているため、このまま立ち上げると、鳥が死んでしまう危険性がありました。
なので、当時入っていたピナのコミュニティで、情報を得て、何度か危機を脱したことがありました。
それは、PCの時間を少し遅らせ、その後ソフトを立ち上げる、という裏技で、そうすることによりフリーズ前に時間を戻せて鳥たちを死なせることなく世話ができる、というわけです。で、次回は時間を合わせたあと立ち上げても大丈夫。その再起動後だけ注意するのが必要でした。
ゲージはいくつ作ったでしょうか。仕事に行く前と帰ってきてからの楽しみでした。
お次は「アクアゾーン/Aquazone」、ご覧の通りお魚を育てるソフトです。グッピーが主な魚でした。
こちらもまず水槽のレイアウトから初めて、そして水質も本物の時と同じくカルキを飛ばし、頃合いをみて魚たちを入れます。でもピナと違うのは、こちらは時間を早めたりできること。カルキ飛ばしも時間を早めて行うと楽でした。(時間を止めておくのは両方ともできます)
餌は手動でもいいのですが、時間設定して与えるというのを使いました。そうすればパソコンを立ち上げていなくても餌を与えることができます。
こちらも後で色々な魚たちが発売されました。一緒に写っている「金魚」を始め、当時人気だったiMac透明シリーズの魚とか(水槽の中をiMacが泳いでいる(笑))、赤ちゃんがマウスだったりと遊び心満点。メカの魚たちというのもありました。
これらのヴァーチャルソフトは本当に生き物を飼っているかのようなリアル感がありました。
それは「病気」、そして「死」です。生きているので避けられない状況です。
「病気」の時は薬を使い、治療してあげます。魚は治療専用の水槽を作ってそこで隔離させて看病しました。ピナは、クリニックというのがありましたが、幸いにも鳥たちは病気になることはなかったです。
そして寿命等で亡くなる事もあり、悲しいメロディーが聞こえます。そして彼らをお墓へ入れてあげるのですが、寂しかったですね。特に、それぞれ名前が付けられるので、愛着もひとしおですから。
今うちにあるパソコンは全てOS Xシリーズになってしまい、これらはきっと遊べないだろうなあと思っています。
入っていたiMacももう動きませんし。もしまた遊べたら嬉しいんですけどね。
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